9月1日は防災の日でした。
昔、関東大震災が起こったこの日、ナーサリーでも地震の避難訓練を行いました。
「地震です」の突然の声に、子ども達もビックリしながらも、月1回行っている避難訓練で学んだことを思い出して、ダンゴ虫ポーズをしたり、静かに机の下に入って頭をかくすことができました。
月1回の避難訓練では、ダンゴ虫ポーズをしたり、火事の時には手で口や鼻を覆ったり、駐車場に避難したり、先生達が水消火器を使う訓練も行います。
自分達の命を守るために行う訓練は、小さな子ども達もよく理解していて
「火事になったらこわいなぁ」と話してくれたり、訓練で地震がおさまると「地震おわってよかったー」と安心した様子で伝えてくれる子もいます。
そして、災害というのはいつどの時間帯に起こるか分からないので、訓練も様々な時間帯に行っております。
突然の避難訓練でも、こどもたちは静かに保育士の話をしっかり聞き誘導に従っています。
どんなに遊んでいても、給食を食べていても、「嫌だー」と誰一人泣くこともなく参加することができ、子ども達は本当に賢いなと感じます。
そして、防災の日の給食は非常食・災害食を提供して下さいました。
ローリングストック法といって、備蓄している非常食を2~3年に一度賞味期限にあわせて食べてみよう!という体験ができました。
メニューは
『芋がゆ』
『ポテトサラダ』
『ウィンナーと野菜のスープ煮』
です。
「みんながいつも食べている給食と少し違うね。
大きな地震や災害が起こると電気やガスが使えなくてお料理ができなくなってしまうの。
そんな時、みんなが困らないようにって用意して下さっている缶詰の非常食を今日はいただきましょうね」
「おかゆさんだー」
「いつもと少し味が違うね」
今日の非常食・災害食は、給食のおばさまが、子ども達が食べやすいようにとアレンジして下さいました。
いつもよりも少し物足りなく感じたかもしれませんが、
「災害の時とかは、もしかしたらおなかがすいてても食べられないかもしれない」
という話を真剣に聞いてくれていた子ども達は、いつもより長い時間、頑張って座って食べていたようにも思います。
苦手な物もあったかもしれませんが、
地震や災害の怖さや大変さを、少しずつでも理解し、日頃からみんなが意識できることを一生懸命考えたり真剣に避難訓練に参加することが、私たちが今できる大事なことなのかもしれないな・・・と改めて感じました。