食べることが大好きな0歳児ぶどう組のおともだち。
楽しくあそんでいても「給食だよ」の声が聞こえると、自分で椅子に座りにいきます。
最近では、椅子に座る前に棚のところに行ってエプロンを探して、
自分でとろうという仕草も見られます。
給食が目の前にくると、「お手々をあわせてパーッチン」
上手に両手をあわせて「いただきます」のご挨拶です。
美味しい給食をパクッ!
手や指を使い、手づかみ食べで一生懸命食べています。
手づかみ食べといえば、一見手が汚れてしまうし、お行儀が悪いのでは・・?
と思いますよね。
でもそうではないのです!!!
手づかみ食べというのは、まず『五感を育てる』といわれています。
目の前の食べ物を手でつかみ、自分の口へ運び、噛んで飲み込むことで・・・
・食べ物という認識が見てできるようになる
・手で触ってみることで硬さや感触を知ることができる
・食べ物のにおいをかいでみたり、味を知ることができる
というように、さまざまな感覚を刺激するためにも、
手づかみ食べはとても大切といわれています。
また、自分で選んだものをつかむことで食の興味を強くしたり、食事の時間は楽しい時間と思えるようになるとも言われています。
スプーンやフォークにも興味をもちはじめたり、好き嫌いも少しずつでてきています。
「これは嫌」
「食べたくない」
という意志表示ができるようになることや、味覚がわかるようになってくるので、
好き嫌いがでてくるのは成長の証でもありますね。
園でも、食べれた時には「すごいね」と拍手して褒めたり、
「どれがいい?」と私たちが指差しをして聞くことで、自分で指をさして選んでくれることもあるので、「にんじんだね」「かぼちゃは甘いんだよ」などと声をかけ、
楽しく食事ができるように取り組んでいます。
自分で食べたい!自分で飲みたい!の思いから、持って来て下さったお洋服が汚れてしまうこともありますが、ぜひ「今日も頑張って食べたんだね、美味しかったんだね」と
お声をかけていただければと思います。