2018年8月9日木曜日

3歳児 考える力

YY広場で3歳児クラスのお友達が
「これどうやって作るの~!!」
と、近づいてきてくれました。

園長先生が育児セミナーでもおっしゃっていたように
”求められた時にすぐに「な~に」と反応する”ことが
まずは大切です。

「貸してごらん。それはね、こうやって・・・こうするんだよ。」
そんな風に、答える方もたくさんいらっしゃると思います。

夏休み中に、近畿地方の幼稚園の先生達が参加する研修大会がありました。
そちらで、教えて頂いたことがあります。
「子どもの主体性
  子どもが考える力を大切に」
ということです。

そういう思いで見たときに、
子どもの
「何で?」
「どうして?」
「どうするの?」などの問いかけに対して、
すぐに大人が答えを出してしまう事が必ずしも良いことではないそうです。

じゃあ、どうしたら良いの?
と思いますよね。


「何で○○なの?」と聞かれた時、
「○○君はどうしてだと思う?」と、あえて子どもに聞いてみます。
すると、子どもは考えます。
このように「子どもが自ら考える」機会を大人が大切にすることで、
子ども自身が考えようとする力が育っていくそうです。


そんな話を聞いたので、
「これどうやって作るの~?」と聞かれた時に、
すぐに答えを出してしまわず、

「どうやって作ると思う?この見本を見て作ってみてごらん」
とあえて言ってみました。
するとそのお友達は必死に、
ああでもない・・・こうでもない・・・
時には「めっちゃむずかしい~!!」と言い、
そのおもちゃとにらめっこしていました。


この日は、完成できず「できなかった・・・」と
悔しい気持ちもあったと思います。
でも、「完成させたい!!」という
明日(次)へのチャレンジしようとする
思いも芽生えたはずです。

その想いは、幾度となく繰り返され、
また挑戦し、いつか自分の力で完成出来たときに
「達成感」へとつながることでしょう。

子ども達の想いを近くで感じ寄り添い、
「明日(次)は、きっとできるよ・・・がんばろうね」
私たちは、子ども達に過度な手伝いをするのでなく、
子ども達が持ってる力を信じ、応援していきます。

日々の何気ない大人の言葉一つが、
子どもにとっては重要なものです。

そんなことを感じ、大切にしながら、
2学期も子ども達と一緒に過ごして参りたいと
思います。