せいか幼稚園で音楽指導を担当して下さっている木下先生がリトミック遊びをするため
ナーサリーに来てくださいました。
初めは少し緊張している様子でしたが、優しい木下先生の雰囲気と楽しいピアノやタンバリンの音に一気にひきこまれました。
「♪手をたたきましょ タン タン」
ピアノの音にあわせて手をたたいたり、保育室をみんなで歩きタンバリンの音がとまるとみんなもピタッととまったり、音を聞いて体を動かす、自由に表現するという楽しさをどんどん教えていただきます。
「♪〇〇ちゃん」「はぁい」
タンバリンをパンパンパンとたたき、3拍のかたまりにチャレンジです!
3拍というのは、子ども達が大きくなり年少クラスになって始まる音楽指導の基礎となります。小さなうちから3拍のかたまりに親しむことは、普段の生活や成長のなかでも大事ですよと、木下先生が教えて下さいました。
あらっ、ドアがでてきましたね。
インターホンを押してみましょう。
鉄琴の音にあわせて「ピン ポーン♪」
中からうさぎやくまの動物さんがでてきて変身です。
次は新聞紙を1枚ずつもらいます。
「どうぞ♪」「ありがとう♪」
3拍のかたまりで、どうぞ、ありがとうのやりとりも出来ました。
新聞をゆらゆらと揺らしてみましょう!
「♪ゆらゆらゆらゆら~ストップ!!」
「♪ゆらゆらゆらゆら~ストップ!!」
同じ動作の繰り返しがとても楽しいです。
「♪し~んぶんしがへ~んしん
し~んぶんしがへ~んしん・・・・」
大きな新聞紙が布団や帽子に変身です!
指先をしっかり使って新聞紙をビリビリやぶります。
こまかくやぶった新聞紙の雨をふらせたあと、最後は絵本タイムです。
谷川俊太郎さんの『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』
「ぽぱぱぽぽぴぺぱ」
「ぺぴぺぴぺぺ」
「ぱぴぷぺぽ」の音に合わせてヘンテコなものたちがあっちにこっちに動くという
ストーリー。ぱぴぷぺぽの繰り返しと言葉のリズムに子ども達は釘付けです。
このような絵本はお子様と一緒に読んでみると心や言葉のストレッチ体操になるだけでなく、発語の育ちにもつながるといわれています。
木下先生が読んで下さったこの絵本以外にも
『じゃあじゃあびりびり』
『もこもこもこ』
『ごぶごぶ ごぼごぼ』
『るるるるる』
など、音のリズムや言葉遊びの絵本がたくさんあり、園でも子ども達が大好きな絵本のひとつでもあります。ぜひご家庭でも一緒に楽しんで読んでみてくださいね。
木下先生がして下さったリトミック遊びは、感性や運動能力などの発達を促すとともに、情緒の安定にも役立つと言われています。また、社会性や協調性、生活習慣も身に付けることができるといわれています。
「初めは分からなくて見ているだけでも、音を何度も聞き繰り返すことで、自然と身体が動いてくるようにもなりますよ」と、繰り返し楽しく取り組む事の大切さも木下先生が教えてくださいました。
日々の保育や朝の会、遊びの中でもぜひたくさん取り入れていきたいと思います。
とても楽しい時間をすごさせていただき、子ども達も私たち保育士も夢中になってしまうほどでした。素敵な時間をありがとうございました。