2016年2月15日月曜日

もうすぐ音楽会 (年長)


2月12日、本番の舞台での音楽会リハーサルも
無事終えることができました。

保護者の皆様には、送迎やお弁当準備等で
ご協力賜り、ありがとうございました。

年長全員による斉唱、器楽奏
全員合唱「ビリーブ」全ての練習をすることができました。

1年ぶりのホールでは、
年長さんもドキドキ、そわそわ。

大きくなったからこそ感じてしまう「緊張感」を
味わいながら、舞台に立ちました。

この1回のリハーサルで、本番のイメージを抱いて
くれたことでしょう。

幼稚園最後の音楽会、みんなにとって
楽しかった笑顔いっぱいの音楽会となりますように。



年長の先生たちにも、インタビューしてみました。



「音楽」と聞くだけで、苦手だな~と感じる子ども達もいないわけではありませんでした。
だから、丁寧に丁寧に時間をかけて練習をしました。
中俣先生は特に、鍵盤ハーモニカ練習を担当しました。

「吹く」「弾く」を同時に行う鍵盤ハーモニカの練習は、いかに楽しく、コツコツ練習できるか?
がポイントだったそうです。

1小節2小節できるたびに、喜び合い。
できたところも、時間が経つとまた忘れてしまうこともあったようです。

コツコツ、コツコツ練習し、みんなで合奏することになった時には、
苦手だった子ど達が今、みんなと一緒に演奏できるようになった姿を見て、
すごくうれしかった。心の中で「やったーー!!」と叫んでいました。


また、年長全員合唱の指揮をする時には、
指揮者と子ども達が同じ思いで、
声を小さくしたり、大きくしたり、
心を一つする心地良さ、みんで作り上げているんだと感じています。

早春賦の歌詞もとてもむつかしかったのですが、
先生達で、意味を調べ、伝え
1番から3番まで覚えることができました。

「春が待ち遠しい」そんな思いが込められた歌。

年長さんの「もうすぐ小学1年生になる春がまちどおしいなあ」の
気持ちも合わせて、丁寧にうたってくれています。



決して、音楽指導が得意というわけでないので、
とにかく子ども達と一緒に私自身も一緒に取り組んでいた毎日でした。
 難しいリズムも子どもにだけさせるのでなく、
子ども達が練習に取り組む前に、自分が練習をして、
難しさも味わい、
どうすれば子ども達に分かりやすく伝えられるかを研究したという
土井先生。

 自分の音楽が苦手だから・・・で子ども達の足を
ひっぱりたくないという先生の気持ちがいっぱいのようです。

子ども達が演奏する前、中央で指揮をする時は、緊張します。
リズムよく指揮をしているつもり・・・・

ふと、演奏する子ども達の足もとが見えた時。
子ども達が、足でリズムをとっていたそうです。
子ども達のリズム感の良さを感じた瞬間だったそうです。


ロシアチームの子ども達の瞳すべてが、
土井先生に向けられている時、自分もしっかりしよう!!一緒に楽しもう!!と
感じています。

2曲、決して簡単に、
すぐに合奏できるようにならなかったけれど、

「地道にやればできるんだよ。あきらめずにがんばろう」と
子ども達に声を続けました。
一人ひとり、楽器もメロディーもリズムも違うから、
1対1での練習する時間がたくさん必要でした。

でもその時間は、楽しい時間で、1小節演奏できるようになって
喜びあえる瞬間が幸せでした。



山下先生が「風になりたい」の曲を選択したのは、
4年間一緒に過ごしてきた子ども達との幼稚園での生活を思い出したそうです。
楽しいこともつらいこともいろんなことがあったけど、
私も子ども達もここで出会えてよかった。
最後の音楽会で一緒に演奏して、子ども達にも
この曲が思い出の曲になってくれるとうれしいなあと思っています。

音楽が決して得意でないから、
常に「子ども達と一緒に頑張ろう」と、
一つ一つコツコツと取り組んできました。

毎日、子ども達と向き合いながら練習してきたので、
子ども達のできるようになってきたところが、
目に見えて感じることができました。

嬉しかったことは、すすんで子ども達が取り組んでくれたこと。

楽しんで取り組めたひとつは、「スタンプ」
目で見えるご褒美は、子ども達のやる気につながったみたいです。

大きな目標でなく、
小さな目標(例えば1小節分を演奏できる)を達成できたら、
スタンプ。その積み重ねで、気がつくと、
「わあ~こんなにも演奏できること増えたね。」

クラシック曲は、聴いた事のあるメロディーと、
今まで聴いたこともないメロディーがありました。

子ども達と取り組むことで、難しいなあと感じていた
クラシック曲に興味を持てるようにもなりました。
私が難しい、イメージがもてなければ、
もーーっと子ども達は、イメージがないまま演奏することになります。

すると、ブレーメンの吉川こうじ先生が、
この曲について教えて下さいました。

「行進曲には、色々な種類の行進曲があるんだよ。」
「でも、みんなの演奏する行進曲はね、
 王様が、ずっしりと、貫禄ある行進の始まり」

そんな話を聞いたジャパンチームの子ども達は
「じゃあ、王様を生き返らせてあげられるように演奏しよう!!」

ただ、演奏するだけでなく、どんなイメージな曲かを知ることで
今までの音に変化がありました。


最近の子ども達の様子は、
楽器のパートごとで仲良く一緒に遊ぶ姿が見え、
今までとは違う人間関係ができたように思います。

また、子ども達同士で、教えあいっこして練習する姿も
多くみられるようになりました。