2016年2月18日木曜日

全国美術展 表彰式


毎年、秋。

年中児と年長児の絵画を対象とした
「全国美術展」に出展しています。

今年も子ども達が描いた「パラバルーン」「ぶどうがり」
「運動会」「お泊り保育」の絵などを出展致しました。

そして、今年の審査の結果、
せいか幼稚園の年中、年長児の作品より

佳作 4名, 入賞 5名 が選ばれました。


選ばれた子ども達の賞状が園に届きましたので、
今日は、受賞した子ども達の表彰式を行いました。




受賞のみなさん、おめでとうございます!!

お友達からは、たくさんの「おめでとう拍手」を贈りました。






受賞した子ども達は、すばらしい絵画のことと共に
名前が呼ばれた時の「はい」と大きな返事、そして
賞状を受け取った時の「ありがとうございます」のお礼もきちんと言えたことも
褒めて頂きました。

そして、同時に
その姿を見守り、大きな拍手をする子ども達も褒めて下さいました。

「あ~あれは、〇〇君だけやんな~。ぼく(わたし)関係ないわ~」と思うのか

みんなみたいに
「わ~〇〇ちゃん、すごいね。なんだかわたし(ぼく)も嬉しいな~」と
自分のことのように喜べるか

「自分のことのように喜べる人には、また違うことで
 いつかいいことが起こるものですよ。」

と子ども達の素敵な心が次にもつながっていくお話を
聞かせて頂きました。



また、表彰式の前には、園長先生が防災についてお話をして下さいました。
先日、陸前高田市で東日本大震災を経験された方と
お話をする機会があったそうです。

被災した時には、近くの避難所となる小学校や中学校に行くことや

もしこんな時に地震がおこったらどうするでしょうか?の
クイズもありました。

〇お風呂に入っているとき
〇車に乗っているとき
〇電車に乗っているとき
〇寝ているとき
〇料理をしているとき
〇エレベーターにのっているとき など

知っていると、もしもの時にあわてずに済むものです。

実は、エレベーターに乗っているときに地震が起こったら・・・の
問いかけに自信をもって手を挙げて答えた先生がいました。
それは田畑先生。
「全部の階のぼたんをおすこと。」

あとで田畑先生に話を聞いてみると、

田畑先生は2歳の時にマンションに
お引越しをしたそうです。
その時、ちょうど阪神大震災がおこったあと。

お父様は、
マンションに住むこと=エレベーターに乗る機会が増える と
考えられたのでしょうね。

小さかった田畑先生に繰り返し繰り返し
「エレベーターに乗っているときに地震が起きたら、
 全部のボタンをおすんだよ。
 届かなかったら、ジャンプしてでも
 押すんだよ。」と伝えられていたそうです。

「小さいからわからないだろう」ではなく、
大切なことを、子ども達にわかりやすく、
そして、丁寧に何度も何度も伝えることは
大切なことです。

何か起こった時に、きっとあわててしまうと思います。
でも、全く知らない事にはただ慌ててしまうだけ。
知っていることがあれば、対応できる力、
命を守る行動をとることができるように。

育てていきたいです。

今日の園長先生のお話は、
また各保育室でも、繰り返し繰り返し
伝えていきたいと思っています。

また各ご家庭ごとに、環境の違いがあると思います。

子ども達と一緒に、
「もしも地震がおこったら・・・」と
様々な場面を想定して
「こんな時は、〇〇〇しよう」と
お話をする機会もあればいいですね。