寒い冬は、せいか幼稚園のランチルーム中央の
暖炉に火がつきます。
給食を食べ終えると
自然と、暖炉の回りに集まり
暖炉の火が燃える様子を見つめる子ども達。
いろんな声が聞こえてきます。
「ふーってふいてみる?きえるかな~?」と
息を吹きかけてみたり、
「ヒートロトムやな~」とポケモンのキャラクターを連想したり「これは何を焼いてるん?」と質問してくれたので、
「何を焼いていると思う?」と質問を返してみると、
迷わず「ごはん!!!」 キャンプの体験を思い出したのかな?
ある子は、「神社といっしょやな~。手を2回ぱんぱんってたたくんやで」
「この前、とんどに行ってきた!」などなど。
暖炉を囲む子ども達のこの風景。
この風景に心が温かくなります。
今から5年前、こども園に移行すると同時に
このランチルームが完成しました。
せいか幼稚園の教育方針である
「幼児の頃こそ本物を」をこのランチルームでも
子ども達にたくさん感じてほしい。という
理事長先生の子ども達への想いがいっぱい詰まったランチルームです。
オール電化のお家が増えた今、火を見る経験が少なくなってきた。
火は危ないというイメージが大きくありますが、
火の良さも同じくらいたくさんあります。
暖炉の火の方に、手の平を向けるとほんのりと暖かさを感じます。
おもわず、♪あったかいね~、きもちいいね~♪かえで組のお遊戯会の
お歌も聞こえて楽しいひととき。
炎がゆらゆら揺れる不思議な動きに、癒される子もいるでしょう。
ぱちぱちと燃える音、火のにおい・・・
昔の人は、こんな風に蒔を焚いて
お料理したり、お風呂を沸かしたり
生活には欠かせないものなんだよ~と
お話をすると、「へえ~」と不思議そうな子ども達。
暖炉を囲みゆっくり過ごすと、子ども達からたくさんお話を聞かせてくれます。
暖炉を囲んで、寒い冬、子ども達とゆったりお話を楽しみ、
心はぽかぽかと温かい時間を過ごしたいですね。