毎年、秋。
年中児と年長児の絵画を対象とした
「全国美術展」に出展しています。
今年も子ども達が描いた「パラバルーン」「ぶどうがり」
「運動会」「お泊り保育」の絵などを出展致しました。
そして、今年の審査の結果、
せいか幼稚園の年中、年長児の作品より
佳作 4名, 入賞 5名 が選ばれました。
選ばれた子ども達の賞状が園に届きましたので、
今日は、受賞した子ども達の表彰式を行いました。
受賞のみなさん、おめでとうございます!!
お友達からは、たくさんの「おめでとう拍手」を贈りました。
受賞した子ども達は、すばらしい絵画のことと共に
名前が呼ばれた時の「はい」と大きな返事、そして
賞状を受け取った時の「ありがとうございます」のお礼もきちんと言えたことも
褒めて頂きました。
そして、同時に
その姿を見守り、大きな拍手をする子ども達も褒めて下さいました。
「あ~あれは、〇〇君だけやんな~。ぼく(わたし)関係ないわ~」と思うのか
みんなみたいに
「わ~〇〇ちゃん、すごいね。なんだかわたし(ぼく)も嬉しいな~」と
自分のことのように喜べるか
「自分のことのように喜べる人には、また違うことで
いつかいいことが起こるものですよ。」
と子ども達の素敵な心が次にもつながっていくお話を
聞かせて頂きました。
また、表彰式の前には、園長先生が防災についてお話をして下さいました。
先日、陸前高田市で東日本大震災を経験された方と
お話をする機会があったそうです。
被災した時には、近くの避難所となる小学校や中学校に行くことや
もしこんな時に地震がおこったらどうするでしょうか?の
クイズもありました。
〇お風呂に入っているとき
〇車に乗っているとき
〇電車に乗っているとき
〇寝ているとき
〇料理をしているとき
〇エレベーターにのっているとき など
知っていると、もしもの時にあわてずに済むものです。
実は、エレベーターに乗っているときに地震が起こったら・・・の
問いかけに自信をもって手を挙げて答えた先生がいました。
それは田畑先生。
「全部の階のぼたんをおすこと。」
あとで田畑先生に話を聞いてみると、
田畑先生は2歳の時にマンションに
お引越しをしたそうです。
その時、ちょうど阪神大震災がおこったあと。
お父様は、
マンションに住むこと=エレベーターに乗る機会が増える と
考えられたのでしょうね。
小さかった田畑先生に繰り返し繰り返し
「エレベーターに乗っているときに地震が起きたら、
全部のボタンをおすんだよ。
届かなかったら、ジャンプしてでも
押すんだよ。」と伝えられていたそうです。
「小さいからわからないだろう」ではなく、
大切なことを、子ども達にわかりやすく、
そして、丁寧に何度も何度も伝えることは
大切なことです。
何か起こった時に、きっとあわててしまうと思います。
でも、全く知らない事にはただ慌ててしまうだけ。
知っていることがあれば、対応できる力、
命を守る行動をとることができるように。
育てていきたいです。
今日の園長先生のお話は、
また各保育室でも、繰り返し繰り返し
伝えていきたいと思っています。
また各ご家庭ごとに、環境の違いがあると思います。
子ども達と一緒に、
「もしも地震がおこったら・・・」と
様々な場面を想定して
「こんな時は、〇〇〇しよう」と
お話をする機会もあればいいですね。