せいか幼稚園では朝の会(日課)をとても大切な時間だと考えています。
毎日、15分~20分間と短い時間ではありますが、
この時間の中で幼児期に身に付けてほしい、
将来伸びていく子を育てるための土台作りを行っています。
土台とは“人の話を聞く姿勢”です。
朝の会は一言でいえば、
“先生の話を集中して聞く練習”と言えるかもしれません。
全ての学習で共通する最初のステップの聞く姿勢、
聞く態度を身に付けることが、将来、伸びていく子どもにつながると確信しています。
一般的にこの年齢の子ども達の集中力はとても短く、
自分の興味のあることしかしたがりません。
また興味のあるものがコロコロと変わってしまうのも特徴です。
そこで先生達は子ども達が集中しやすいように朝の会の内容を
組み立てます。
内容は、出席確認、論語、音楽指導、数、ひらがな等の内容で、
今後、生活していくうえで知っておかなければならない
基本的な生活事項(時間、場所にあった挨拶、左右上下等)も含まれます。
また、朝の会の中で朝一番に
「大きな声を出すこと」も大切な活動の一つです。声を出す活動では、
「論語(全クラス)」をいたしますが、覚えることは重点とせず、
お腹から大きな声を出すこと、日本語の美しさや言葉のテンポやリズム感を味わいます。