今日は1月17日。
29年前の午前5時46分、阪神淡路大震災が起こりました。
6434名の尊い命が奪われた、誰もが忘れてはいけないこの日に地震の避難訓練を行いました。
朝のおやつを食べようと用意をしていたところに「地震です!!」と、保育士の声が響き渡ると、子どもたちは突然のことに少し驚いた様子はあったものの、避難訓練の習慣がついているのですぐに机の下に入ったり頭をかくしたり、泣くことなく先生のところに集まってきました。
いつもはにぎやかな新庄せいかナーサリーですが、おしゃべりをしたりおふざけをする子は誰もいません。保育士が「もう大丈夫よ」と言うまで、みんなまったく動かず静かにしている姿に感心してしまうほどでした。
小さなさくらんぼ組さんも、保育士が体を覆って守ると、嫌がったり立ち歩いたりすることなくしっかりと様子を見ているようでした。
さて、避難訓練をしたあとは地震の紙芝居をみんなで見ました。
「グラグラって揺れている時は絶対に動かず頭を隠すんだよ。
保育園で地震が起こった時は先生のお話をしっかり聞くんだよ。」
紙芝居の内容はもちろんのこと、先日1月1日に起こった能登半島地震のこともお話をしました。今も大好きな家族に会えない人がいたり、おうちがなくなってしまった人がいること、亡くなってしまった方もおられ、地震はとてもこわいこと。だから避難訓練をして頭をかくして守ったり逃げる練習をし、自分の命を守ることが大切だということもお話をすると、子どもたちは真剣な表情でしっかり目を見て聞いてくれていました。
震災や災害はとてもこわいことです。
だからこそ私たちが意識して避難訓練を行ったり、ご家庭や園で命の大切さを伝えることも大切ですね。
そして29年前の今日どんなことがあったのか、東日本大震災や能登半島地震で起こったことをこれからもずっと語り伝えていくこと、そして一人ひとりにできることは必ずあるということも・・・
子どもたちにもしっかりと伝えていきたいですね。