2018年2月26日月曜日

5歳児クラス 音楽の取り組み 

5歳児クラスの子ども達は
うた、マーチング、音楽会器楽合奏など
これまでたくさんの曲と出会い
歌い、踊り、演奏し、音楽が楽しいものであることを
身体で感じながら取り組んできました。

幼稚園最後の音楽会では、
クラッシック音楽に挑戦しました。

クラッシック曲を練習するにあたり、
演奏するむつかしさと共に、表現することの難しさも感じました。
そこで子ども達に場面を思いうかべながら演奏できるよう

「白鳥の湖フィナーレ」の曲を演奏する子ども達には、
絵本をとおして、ストーリーを知ることから始めました。
すると、合奏中に
「今から、白鳥とぶところかな??」
「今、王子様と王女様が出会ってうれしいところかな?」と
子ども達がイメージを膨らませ
そのイメージに合うように
演奏をし始めました。

バレエ音楽くるみわり人形から「花のワルツ」を演奏する子ども達には、
くるみわり人形の物語の中に
「花のワルツ」という曲が流れることと、
バレエの曲としてもよく使われていることを伝え
実際にどのように表現されているか動画をみんなで見ました。
花が咲く様子を思い浮かべてることができるよう
構成やうごきに「わあ~すごい!きれい!」と大歓声。
その日から少しずつですが、子ども達の合奏も
プロのバレリーナの方たちのように
演奏で表現できるよう取り組みました。


たくさんの楽器パートの音、リズムを演奏することも難しかったですね。
その音やリズムを合わせることも難しかったです。
でも、音やリズムが合わさっていく楽しさ、心地よさ、喜びを
味わうことができたのは、子ども達のあきらめない心があったからです。

音楽を聴き、楽譜を読むことから一緒に始め、作り上げた音楽を
成長し大きくなり耳にした時に、「あっこれ、演奏した。〇〇楽器担当だったかな~」
「難しかったけど、たのしかった」「本番で拍手いっぱいもらった」など
仲間と共に努力したこと、最後までやり遂げた達成感を思い出してくれることでしょう。

せいかが、5歳児の器楽曲には、その年に流行った音楽を演奏するのではなく、クラッシック音楽を選曲する理由に、子ども達が大きくなった時にもなくなっていない曲で
あってほしい。子ども達にとって、思い出の大切な曲として心の宝箱にしまっておいてほしいですね。

本番での、緊張した表情を乗り越えたキリっと集中した真剣な表情、時折見せるかわいい笑顔、指揮者を見つめる表情からはこの1年で築いた先生との信頼関係も感じました。

5歳児全員の合唱での歌声には、
驚きしかありません。
力強くもあり、やさしさ、暖かさ ホールいっぱいに広がる
子ども達の歌声に涙が止まりませんでした。