本日、幼稚園での器楽合奏の練習が最後となりました。
幼稚園の楽器たちは、さざんかホールへ移動。
いよいよ子ども達が大きな舞台に立つ日がやってきました。
せいか幼稚園の教育、保育の中で大切にしている一つが「音楽教育」です。
「音楽は、人生の喜び・幸せを感じられる素敵なものだから、
そのことを子ども達にも経験させてあげたいんだよ。」
また「音を楽しみ、子ども達がこの経験から
たくさんの学びと経験をさせてあげてほしい」と
当時、担任をしていた私は、現会長先生(せいか幼稚園創設者)より
何度も何度もお話を聞かせて頂いていました。
そしてその想いは、今も大切に
せいか幼稚園の子ども達と一緒に「音を楽しむ」活動が続いています。
3歳児クラスはブレーメン音楽研究所の
幼児音楽カリキュラムを元に
前橋先生にリズムと歌をご指導いただいています。
3歳児クラスが始まり5月頃。
最初は、「り・ん・ご・パク」と言いながら、
その言葉に合わせて手をたたく言葉打ちから
リズムの練習が始まりました。
そしていよいよ♩の登場で、
「タン・タン・タン うん」の3拍打ちへと繋げていきました。
同じように7拍打ち、1・1・3拍打ちの新しいリズムの
練習もしました。
いよいよカスタネットに 挑戦です!
初めてみんなで音を出した時の「わぁ!いい音なった!」と
カスタネットを叩く嬉しそうな子ども達の姿はときめいて見えました。
毎日の朝の会で少しずつちょっとずつ、
とにかく“楽しい”をモットーに担任の先生と一緒に
今日まで取り組んできました。
そして11月からYY広場には、
音楽会のリズム合奏で使用する
カスタネット、タンブリン、すず、大太鼓、小太鼓・シンバルを用意し、
子ども達がいつでも楽器に触れられる環境を整えました。
それぞれの楽器の音色を確かめ、
音を出す楽しさに親しんだ子ども達は練習のときの
集中力もぐんと高まりました。
子ども達一人ひとりに、「できた」「たのしい」「もっとしたい」が生まれ、
その「小さなできた!」が「大きなできた!」に繋がっていく姿は、
個人練習に携わった多くの先生達にとっても、
一緒に練習した時間は宝ものです。
先生が少し演奏し、
子ども達が見て、聞いてそれを真似る。
先生たちの励まし褒める言葉ににっこりうれしそうで、
誇らしげな表情もとてもうれしかったです。
頑張ったからこその達成感は、
いつでも自分のことを応援してくれる人がいる。
一緒に頑張る仲間がいることを音楽会を通して改めて知ることができ、
その気持ちをこれからも大切にして歩んでいってほしいと願っています。