本日、幼稚園での器楽合奏の練習が最後となりました。
幼稚園の楽器たちは、さざんかホールへ移動。
いよいよ子ども達が大きな舞台に立つ日がやってきました。
せいか幼稚園の教育、保育の中で大切にしている一つが「音楽教育」です。
「音楽は、人生の喜び・幸せを感じられる素敵なものだから、
そのことを子ども達にも経験させてあげたいんだよ。」
また「音を楽しみ、子ども達がこの経験から
たくさんの学びと経験をさせてあげてほしい」と
当時、担任をしていた私は、現会長先生(せいか幼稚園創設者)より
何度も何度もお話を聞かせて頂いていました。
そしてその想いは、今も大切に
せいか幼稚園の子ども達と一緒に「音を楽しむ」活動が続いています。
そして集大成となるのが、この音楽会です。
せいか幼稚園での最後の晴れ舞台です。
器楽合奏では、
Aチームは「交響曲第9番新世界より第4章」と「炎」
Bチームは「アイーダ大行進曲」と「虹」を演奏します。
子どもたちに2曲演奏することを伝えると
「おぼえられるかな?」と不安な気持ちと共に
「年中の時よりも多いね!」
「何の楽器かな?たのしみ!」
と期待も膨らませていました。
それぞれの曲の中に、
力強さや優しさなど部分部分に様々な特徴があります。
静かに演奏するところ、大きな音で演奏するところ
、テンポが早くなるところ、遅くなるところなど、
たくさんの表現がそれぞれの曲に詰まっています。
音楽会の練習を通して、
たくさんの”できた”を感じました。
小さな達成感を味わい、
その一つ一つが子どもたちの自信に繋がっていきました。
みんなで頑張った経験、
できなかったことができるようになった達成感を
いつまでも忘れずどんなことにもあきらめない強い心を持ち歩んでほしいです。
子ども達一人ひとりに、「できた」「たのしい」「もっとしたい」が生まれ、その「小さなできた!」が「大きなできた!」に繋がっていく姿は、個人練習に携わった多くの先生達にとっても、一緒に練習した時間は宝ものです。
先生が少し演奏し、子ども達が見て、聞いてそれを真似る。先生たちの励まし褒める言葉ににっこりうれしそうで、誇らしげな表情もとてもうれしかったです。
頑張ったからこその達成感は、いつでも自分のことを応援してくれる人がいる。一緒に頑張る仲間がいることを音楽会を通して改めて知ることができ、その気持ちをこれからも大切にして歩んでいってほしいと願っています。