2018年5月8日火曜日

「ムジークフェストなら2018」ハープ奏者シルヴァン・ブラッセル氏来園

5月7日(月)

朝、せいか幼稚園に大きな楽器が到着。
「何が来たの?」

子ども達は、遊戯室に搬入された大きな楽器に興味深々の様子でした。

本日は、奈良県の文化の振興と地域の振興を目的として、
開催されている音楽祭「ム ジークフェストなら」。

その「ムジークフェストなら 2018」において
奈良県内の幼保小学校にアーティストを派遣し、
出張公演を行うアウトリーチを実施して頂ける企画。

奈良県に申し込みをしましたところ
本日、シルヴァン・ブラッセル氏のハープ演奏を
聴かせていただけることになりました。

同行頂きました奈良県庁職員のお話より
なんと、今回のアーティスト派遣は、5倍の競争率だったのだそうです。

なんて光栄なことでしょう。

「奈良県内の子ども達にも
 幼い頃から本物の楽器、本物の音や演奏を聴く経験をしてほしい」
という想いから実施されたこの事業ですが、

せいか幼稚園の毎年実施される♪コンサート♪の想いと同じです。

さて、せいか幼稚園で演奏してくださったシルヴァン・ブラッセル氏は、
遠い遠いフランスからの来日です。


リヨン国立高等音楽院を首席で卒業。世界の現代音楽界を索引する
アンサンブル・アンテルコンテンポランに所属。ハープ界の貴公子。
ソリストとしてもラトル、クリヴィヌ、ナガノらの指揮のもと
ベルリン・フィル、リヨン管、クラングフォーラム・ウイーンなどと
共演されている
大変すばらしいシルヴァン・ブラッセルさんを
せいか幼稚園の子ども達と
せいか保育園、旭ヶ丘せいか保育園5歳児の子ども達が
囲む形で
コンサートが始まりました!


演奏と共に、シルヴァンさんによる
ハープの楽器紹介も聞きました。
 ※もちろん通訳の方による日本語で
  子ども達にもわかりやすいよう伝え下さいました。

赤い弦が「ど」
黒い弦が「ふぁ」

そんな風に教えて頂くと、
見たことも、触ったこともないハープでしたが、
知っている音「ど」「ふぁ」が聞こえた瞬間に
「あ!一緒なんだ」とうれしくなりましたね。
身近に感じました。

大きく反応した4・5歳児の子ども達は今、
鍵盤ハーモニカの練習が始まったところだからです。



3歳児~5歳児さんで参加をしていたのですが、
この日は雨。

外遊びに行くことのできない1、2歳児クラスさんも
本館にお散歩にやってきて
遊戯室に入ってみました。


お兄さんやお姉さんが一生けん命演奏を聴く姿、
演奏後に拍手する姿を真似て

小さな1.2歳の子ども達もコンサートに参加することができました。
遊戯室中央の金色の大きなハープに
大注目する表情が愛らしかったです。

 

今回、中央で演奏して下さったのは、
子ども達にいろいろな方向から
楽器、演奏者を見てもらう為でした。


 そして、スペシャルゲストの登場です。
 コンサートの朝、挨拶をするひろたか園長先生が
トロンボーン奏者であること
そして奥様の園子先生がヴァイオリニストであることを知った
シルヴァンさんから「一緒に演奏しよう!」と提案。
子ども達が遊戯室に入場する10分前に決まり、
5分程度で打ちあわせ音合わせ・・・。
 

ハープ奏者シルヴァン氏とヴァイオリニスト園子先生の共演
そして、シルヴァン氏と園子先生とひろたか園長先生の共演

スペシャルな演奏は
子ども達、先生達の目もキラキラ輝きました。


コンサート終了後、ランチルームで
子ども達と一緒に給食も召し上がっていただきました。
子ども達と同じように箸を使っておられましたが、
「小さな子ども達が上手に箸を使っていて
 びっくりしたよ。」と
子ども達に手を振ったり、声をかけたり
より身近に触れ合えるよう一緒に
過ごしていただきました。