2019年8月4日日曜日

幼児クラス 作品展

7月20日 幼児クラスの作品展を
開催いたしました。

遊戯室には、幼児クラスの子ども達の
個人作品が、ずらりと展示されました。


昨年度までは、芸術の秋に合わせて
作品展を11月に開催しておりましたが、
昨年の猛暑、酷暑の夏を受け
今年度、幼稚園行事の開催時期を見直し

暑い夏、戸外での活動に制限される時期に
室内でじっくりと取り組むことができる
作品作りをすることになりました。




そして、
数年ぶりに
子どもたちと一緒に作品展を回って頂くことが
できました。




あるお母様は、
昨年までは、我が子の作品を見るだけでしたが、
今年は子どもと一緒で
「〇〇くんのもみる!!
  あっちも、こっちも・・・」と

昨年よりもじっくり、ゆっくり
作品展を楽しむことができています。



子ども達も作品と一緒に写真を撮ってもらうことができたり、
「ここは、どんな風につくったの?」と
作って時のエピソードを話す機会もできたようです。



保育室では、子ども達の絵画を展示しました。
4月~7月初旬にかけて描いた絵画の中から
1点ずつを展示しました。


自分の作品、お友達の作品が展示され、
作品に、絵画に 興味を持った子ども達。

友達の作品の良さや工夫にも触れました。

そして、こんなことも・・・・

今回の作品展に取り組む生活の中で、
友達の作品にも興味、関心を持ち目を向けていた
5歳児のある男の子。
作品展の前日、ランチルームから保育室に戻る廊下で
廊下の壁に飾られていた絵画に目を止めました。

「先生、これはだれが描いた絵なの??」
と、質問が飛び出しました。

「この絵はね、ヨハネス・フィルメールっていう
 外国の画家さんが描いた絵なのよ。」

「へえ~、こっち向いてるみたい・・・。」
絵を描く、作品を作る
そして、絵を観る、作品をみる・・・という
身近な活動、体験から
今までは目に留まることのなかった絵画に興味を
持ち、誰の絵なのか知りたいと思ったようです。

せいか幼稚園は、教育方針のひとつ
「乳幼児の頃こそ本物を」を掲げており
園内にもたくさんの絵画が飾られています。

「これは、〇〇という画家さんの本物の絵画です!」という
説明を子ども達には行いません。
子ども達の生活する環境のなかに
子どもだからこそ、五感で感じる本物を・・・を
大切にしています。
興味を持った時に、素敵な作品と触れ合うことができたこと
うれしい出来事でした。

子ども達の
 「何?」「どうして?」
興味や関心、知ってみたい気持ちが
考えるきっかけになるんですね。
私達は、日々の生活の中で、子ども達の声に耳を傾け
その心に添い、共に学んでいきたいと強く思いました。