2020年8月27日木曜日

ルールとマナーは、語り掛けるように・・・

 本日、1歳児クラスお母様のせいかノートのコメントに

『今まであんまり手をつないで歩いてくれなかったのですが、

園の所に貼っている「おかあさんと手をつなぎましょう」の

ポスターでこの頃立ち止まり、指をさして手をつないでくれるように

なりました!」と嬉しいご報告を頂きました。


お母様もお約束を語りかけてくださっていたのでしょうね。
また幼稚園の先生達も、外遊びでスロープを歩く時には
このポスターの絵を子ども達と一緒に見ながら、
「みんなも先生やお友達と手をつないで、
 この絵と一緒だね。手をつなぐと安心だね。」と
お話をしていたようです。

1~2歳の子ども達は、自我の芽生え、
「自分で!」の気持ちが大きくなる頃です。
手をつなぐことを嫌がり、一人で歩けることが誇らしく
感じる時期だからこそ、保護者様の手を振り払って・・・
ということもあると思います。

「躾は、お子様が落ち着いている時に淡々と繰り返して
 行うといいですよ」といつも教えて頂いています。

大人は、危ない瞬間や何か良くないことをした時に
「危ないでしょ!!!手をつないで走っていくから・・・」と
正しいルールを伝えようとします。
いのちや大きな怪我に関わる時は制するのも
やむを得ないですが、
大切なことを伝えようとすればするほど、
クドクド、長くなるのも事実。
しかし、こちらの想いとは裏腹にそんな時は、人の本能として、
マイナスの言葉に、こども達は耳が貝のように閉じたり
聞き流すように竹輪耳になってしまうようです。

すぐに注意が必要な時には、短い言葉だけで、
親子共にクールダウンして丁寧に伝える。
その日のお風呂に一緒に入った時、
「今日は、あの時びっくりしたね。・・・・」と
伝え、お話を聞くと良いそうです。
「これは大切なことなんだよ」と落ち着いて伝える事で
こども達の心に「自分で考える」がまた一つ増えるのでしょうね。

お散歩タイムや、電車に乗った時、
エスカレーターに乗っている時など
「こんなときはね~、◎◎するといいんだよ。」
「手をつないで歩くと飛び出さないから、
  車の運転手さんがびっくりしなくていいね~」
言い聞かせるのではなく、
常々、繰り返し語り掛けるように・・・

今日1日は、大忙しなお天気模様でしたね。
警報が発令されるほどのたくさんの雨が降りました。
お子さまのお迎え時間にも重なり、
大変な思いをされた方もおられたと思います。
でも・・・・。
たくさんの雨が止むと、
「わあーーーー」
大きな虹が見えました。

思いがけない虹の登場に
何かいい事がありそう・・・で
幸せな気持ちになりましたね。