2017年8月15日火曜日

3歳児 もも組

3歳児保育室の一番大きなスペースYY広場では、
せいか幼稚園が大切にしている「指先あそび」を
存分に楽しめます。

ひも通し】【マグフォーマー】【パズルなど・・・
バラエティー豊かなおもちゃがYY広場にはあります。
指先遊びは、脳科学の世界では、指先はつき出た脳と言われています。
自分の目で「できた!」を感じられるのがYY広場のおもちゃの魅力の一つです。

満足すると自尊心を持つようになり、「待つ」「並ぶ」「交代する」などの
ルールを守るようになり、

集団生活の中でも一人ひとりが心地良い空間であることを感じ、
自分の周りには友達がいることを意識し始めています。
友達が遊んでいる様子を見ることも大切な学びです。
模倣は学びのベースですが、指先遊びを通して経験していきます。
指先遊びにより、自分中心の思考から社会性と学びを養うベースが作られていきます。
3歳児は個別遊びが主流ですが
幼児の頃は、たくさんの人間関係の中で育つとよいと園長先生より伺っております。
脳の発達を促す指先は遊びの中でも友達同士、
お互いに影響を受け合い、学んでいるようです。

さて、大事件です!!
指先遊びの中にある、ピンクタワー。
一番上には約1㎝程の、小さな正方形が乗っており、通称ピンクタワーの1です。

「1がないの・・・」と子ども達に伝えると
「これぐらいの大きさやんな?」と手で大きさを確認し合った後、
大捜索が始まりました!!

「あそこ探してみよう!!」と以前に見つかったことのある、
絨毯立てに向かい、腕を奥まで入れて確認をしていました。
「ここかもしれない!!」という予想を立てて、
みんなで協力をしている光景が素晴らしかったです。
次に使う人が最後まで、できない、もどかしさを感じないよう、
物を大切にする心を持ち、
みんなで共感する気持ちを大切にしていく保育をしていきたいです。

指先を使う活動と同時に、体を大きく動かす活動も大切です。
トランポリンでバランス感覚、
サーキットで平衡感覚、


外遊びでは、遊具で遊んだり、かけっこしたり、
お兄さんを真似て、うんていにも挑戦しています。
毎週火曜日は、体操講師の南村先生と一緒に
鉄棒や跳び箱、マット運動、ボール、なわとび・・・
様々な運動にも挑戦です。

沢山の活動後は、お腹がペコペコです。
ランチルームはただ単に、
体に必要な栄養を摂るだけの場所ではありません。
友達や保育者など身近な人々と語らい、
一緒に食べる楽しさを味わうことで心の栄養を摂る場所でもあります
そして、「自分で できる」がいっぱいです。

その外にも・・・
年少園児トイレには、床に秘密があります。
それは・・・足型と矢印です。
子ども達は足型に白靴やスリッパを置きます。
「白靴とスリッパは足型ね~!!」と声をかけると「足型♪足型♪」と意識しています。
自分が履いたスリッパでなくても気付いたときに、
キレイに揃える!!ということも少しずつ見られるようになってきました。
一人ひとりが意識をし、いつもみんなが気持ち良く使えるトイレにしていきたいです。
3歳児クラスの身支度の場所も工夫があります。
3歳児保育室は入口すぐに個人ロッカーがあります。
こちらのロッカーもせいか幼稚園のために作って頂いたロッカーです。
制作前には、帽子やカバンなどすべての寸法を測り、
どんな風に子ども達が使用するか?検討した想いを形にして
頂いたのです。
そして、遊びの場と身支度の場を分けることで、
子ども達の活動線がぶつからず、
それぞれが目的をもって、取り組めるようになりました。

3歳児もも組担任