2020年2月28日金曜日

5歳児 お茶会

本日は、
お茶のおけいこの様子の
撮影日でした。

コロナウイルス感染対策として、
①作法室を閉めきりにしない
②例年のクラス4グループを5グループに増やし、
作法室に入室する人数を少なくし、
③主菓子の入った菓子器とお箸は、
子ども達の共有になるので、器からとるお菓子は、
小村先生手作りの「ダミー和菓子(かるっこ粘土)」にし、
子ども達が食べる前に、本当に食べることのできる
和菓子に入れ替える。
いつもとは違う動作も加えたのですが、
みんなすぐに理解して、取り組んでいました。

北今市の 松庵さんが、
かわいい鶯と梅のお菓子を届けて下さいました。



練習をしていた時から、
「お茶会の日は本当のお菓子なの?」と
ワクワクしていた子ども達。
今日は嬉しそうに、
和菓子を味わっていました。




本日は、相談役の宏子先生が 
子ども達の目の前で
実際にお茶のお点前を見せて下さり、


子ども達は、
釜からお湯を茶碗に入れる様子や
茶筅で
お茶をたてる様子をじっと見つめていました。




覚えたての
お作法は、
みんなに見られながら、
カメラ撮影にも
ドキドキ緊張した様子でしたが、



ひとつひとつ
丁寧にすることができました。



お抹茶を飲むのは、今日が初めて。
一口飲み・・・
「にがい!」という表情をする子。


美味しそうに、飲み終わりの音を
「ずずっ」と上手にならすことが
出来た子。



お稽古の撮影が終わると、
ポロリと感想をお話してくれました。

          
「初めは、苦かったけど、
  飲んでたら途中で、美味しくなった」
「お茶よりもお饅頭がおいしかった」

「あんこがすきじゃない・・・」と言いながらも
皆が食べているから、ちょっと食べてみようと
チャレンジする子もいましたね。
          
         
隣の人より先に頂くから「おさきに」
お茶をたてて下さったお礼、労いの心で「お点前頂戴します」
いつもの会話ではなかなか使わない言葉ですが、
お相手のことを想う
すてきな言葉と出会ってもらえたように思います。


         新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策として
この数日間で、子ども達にとって、私たちにとっても
あって当たり前の行事が中止。
楽しみにしてた行事が、内容の変更。
年度末、卒園前のこの時期に
大きな波が押し寄せ、本当に、
みんなの悲しい気持ちが溢れる今週となってしまいました。

でも、今日、こうして
子ども達が笑顔で、卒園前の
お茶会に参加できたこと・・・
本当に、本当に、よかった。

1日1日を喜び、感謝しながら、
子ども達と過ごしていきたいです。