活動と活動の間、「お壁さんペッタンで座ろうね」と声をかけると
「先生!雲だ!!!」
座っていた私は「えっ!?クモ?」と壁や床をつい見てしまったのですが、
子どもたちの視線の先には雨上がりのきれいな青空、白い雲が広がっていました。
子どもたちの発見に、予定を変更してみんなで空観察をすることになりました。
「虫さん雲~!」
「青色きれい」
「ふわふわ~」
私たち大人にとっては、当たり前の景色でも、
子どもたちの見える世界はキラキラと澄んだ世界が広がっているのですね。
子どもたちの見ている先、子ども達が今興味をもっていることに
大人が合わせて、それを言葉にして語りかけていく。
そうすることで、子ども達は、先生も一緒に楽しんでくれている。
僕たち私たちの「すごいね」をわかってくれる。
こんな体験を繰り返すことで、子ども達は自分たちは大事にされていると
感じとります。
私たちが大切にしている「語りかけ育児(保育)」を実践する中で、
大人が丁寧に応じてくれるという体験の積み重ねで
幼いこども心に自分は意味のある存在だという感情を育て、
「自分のことが好き」と言える子に育てていきたいと思います。