2022年11月4日金曜日

志都美せいかナーサリー 2歳児みかん組 作品展

11月7日(月)~11日(金)まで、志都美せいかナーサリーの前室に

子ども達の作品を飾っています。

今年のテーマは「秋」です。

0歳児 制作「きのこ」

1歳児 制作「ミノムシ」

2歳児 絵画「どんぐり」

ぜひ、子ども達が楽しみながら作った作品をご覧ください。



鑑賞の観点として

子どもの作品を見る上で大切な事は、それを大人の視点で評価しない事です。

目で見える範囲で作品を評価してしまうのは

子どもの作品の全てを見ることになりません。

子どもは時に芸術家であり創造者です。

幼児期の絵画などは言葉で表現出来ない子どもの内面を映し出している

と言われており、今までの経験や体験から子どもなりに感じた憧れが、

目に見える絵画で表現されるのです。

毎日の生活や遊びの中で学んだことや、

保育の積み重ねが表れているかもしれませんがそれが出来るのも、

正解がない幼児期の絵画の醍醐味でもあります。

そう考えると、作品自体の精度や他人の作品と比べることに

何の意味がないと思われるのではないでしょうか。

是非、子どもたちの作品を見るときには今までの我が子の様子を思い浮かべ、

作品を作っているときの我が子の内面に注目して、

子どもたちの‟憧れ”に想いを馳せながら

鑑賞して頂きたいと思います。


さて、みかん組の子ども達は、季節の制作や絵画制作でクレパスや筆を使っています。

今までは、先生と一緒に筆を使ってきましたが、

今回の作品は、ひとりで筆を持ってどんぐりの丸を描きました。









入園、進級当初に比べると、すっかりお兄さんお姉さんに

なった子ども達。スモックのボタンのつけ外しや

靴や服の着脱も今ではひとりでスムーズに出来るようになりました。







先生の話をしっかりと聞き取る力もつき、

説明もしっかりと理解していた子ども達です。



10月の月の歌で「どんぐりころころ」を歌っていたり

どんぐりを持って来てくれたお友達もいたりと

どんぐりに親しみをもっていた子ども達と一緒に

「どんぐりむらのぼうしやさん」の絵本を読みました。

「いろんな帽子がある!」「この帽子可愛い♪」

とイメージを膨らませた子ども達は、

思い思いにどんぐりを描いていました。

実物のどんぐりとどんぐりの帽子を触ってみると、

自分の頭にどんぐりの帽子を被せて見たり、

振るとコロコロと音がなるどんぐりに大喜びの子ども達でした。






どんぐりの帽子には、いろいろな素材を準備しました。

中でも毛糸と緩衝材は大人気!

「もじゃもじゃ~」「ちゅるちゅるみたい!」「ふわふわしてる~」

と選んだ素材の肌触りや見た目の感想がどんどん出てきて、

子ども達ならではの感想をたくさん聞くことが出来ました。







落ち葉の部分では、初めて染め紙に挑戦!

少し難しいかな?と思いましたが、真っ白な紙が

絵の具でどんどん染まっていく様子を「おぉ~」と

言いながら、自分で染めていました。




染めた紙を落ち葉の形に切って渡すと、

染め紙が綺麗に染まっているものだけを選んで貼ったり、

「次、これ!」とたくさんある中から1枚1枚丁寧に選んでいたり、

木の葉っぱを思い出し、重なっているようすを再現していたり、

「ここに貼りたい!」とそれぞれ貼る場所までこだわっていました。




出来上がった作品を嬉しそうに見ていた子ども達。

きっとお母様、お父様に見てもらえることを楽しみにしていると思います。

ぜひ子ども達にもお話を聞きながら、一緒にご覧ください。