2021年6月27日日曜日

「お兄さんたち、かっこいいな~」小さなお客様

 4歳児クラスの子ども達が、

園庭でパラバルーンの練習をしていた日。



園庭の周りには、
かわいい、ちいさなお客様がいっぱいです。

大好きな遊具遊びも
大好きな自転車遊びも
手を止めて、
パラバルーンにくぎ付けです。



「これは何だろう?」
「楽しそうだな~」
「いろんな形になるな~」
「おにいちゃんたち、かっこいいな~」
「わたしもおねえちゃんたちみたいに
  やってみたいな~」

2歳児クラスの子ども達のあこがれる気持ちが
あふれる、熱い視線です。

この熱い視線に、さらなるやる気が溢れているのは
4歳児クラスの子ども達です。
「かっこいいところを見てもらいたい!」
「こんなこともできるんだよ!!」

この誇らしさが、お兄さんやお姉さんになった子ども達の
成長を加速させているようです。


あれれ・・・乳児棟1歳児クラスのお友達は
この大きなガラス窓から観戦です。
一生懸命、見つめる瞳はキラキラ輝いています。


乳児棟の園庭に面するところを大きなガラス窓にしているのは、
子ども達が育ちあえる環境でありたいからです。

せいか幼稚園が子ども園に移行して5年目に入りました。
0歳児クラス~5歳児クラスの子ども達が過ごす園では、
小さな子ども達が大きな子ども達を「あこがれる」気持ち、
大きな子ども達が小さな子ども達に「やさしくする」気持ちが
たくさん育まれる場面、時間が増えたように感じています。

「あこがれ」は、真似てみたい、やってみよう、同じようにできた!と
 挑戦する気持ちにつながっているようです。

「やさしさ」は、友だちへの言葉のかけかた、
 相手の気持ちを「どうかな?」とかんがえたり、気づいたり、
 自分とは違う人の存在を知ってみたくなります。
 お世話をして、喜んでもらえると「ほこらしさ」を感じているようです。
 だから、次からも人に「やさしくしよう」と思えるのでしょう。

 そして、やさしくしてもらった子ども達も
 このやさしさを感じて、自分も人にはやさしくしたいと
 思えるのでしょうね。

 子どもたちの温かさをたくさん感じる毎日です。

 そして、少子化、核家族、そしてコロナ対策。
 人とのかかわりが少なくなった時代だからこそ
 「乳幼児期は多くの人間関係の中で育つと良い」
 この言葉の意味の重要性を深く感じています。
 
 たくさんの子ども達が
 せいか幼稚園・志都美せいかナーサリーに集い
 活動できること、
 この毎日に感謝しながら、
 これからも
 『将来幸せになる子 伸びていく子を育てる』為に
 保護者の皆様と手と手を携えながら、
 お子様の良さを見つけ、一緒に喜び、
 時には、一緒に悩み、考え、
 子ども達の笑顔が溢れる毎日を
 過ごして参りたいです。