2021年6月17日木曜日

Seika String Quartetコンサート(5歳児クラス)

 Seika String Quartetの皆さまがせいか幼稚園に来て下さり、

新型コロナウイルス感染症対策として、

学年別でコンサートを開いて下さっています。

コンサート3日目最終日は、5歳児クラスの子どもたちが参加しました。

コンサート初日から今か今かと楽しみに待っていました。



5歳児クラス保育室の近くの奏者の控え室からは、

練習している音色も聴こえ、

遊びながら耳を澄ませていたり、こっそり練習風景をのぞいてみたり

本番のコンサートだけでなく、練習する姿を感じることで、

自分たちがマーチング練習をする姿と重ねたかもしれませんね。


本物の音楽を聴く経験ができる環境のせいか幼稚園では、

1年に2回、本物の音を感じる機会があります。

今年の6月。1回目のコンサートは、弦楽四重奏です。


年長児には、楽器の成り立ちや各楽器の音色の違い、そして最後には、いつもどんな想いで演奏して下さっているのか、お話してくださいました。
「楽器はね、演奏している人の気持ちに素直なんです。優しい気持ちで演奏していると、優しい音が出るんですよ。みんなもマーチングの練習をする時、そんな想いで一度やってみてくださいね。」

自分たちのおじいさま、おばあさまよりも、ずっと年上の楽器。
「え?100歳なん?」
「外国の楽器なんだ・・・」
そして、そんな想いで演奏して下さっていることを聞いて、その後の演奏も、真剣な表情で聞いてくれていました。







マーチング練習では演奏することを頑張っている子ども達が

今日はお客様となり、コンサートを聴く側で音楽を楽しみます。







思い起こせば、創立当初の卒園式では、せいか幼稚園の創立者で

現在はせいかグループの会長先生が卒園児へのお祝いに

フルートの演奏をしてお祝いをして下さっていました。

「音楽という引き出しをせいかの子どもたちにプレゼントしてあげたい。」

「その音楽(音を楽しむ)という引き出しが、将来子どもたちが大きくなった時の幸せにつながってほしいと、いつも願っているんだよ。」

出川裕一会長先生が、目を細めながら、やさしいまなざしでこのお話を

して下さっていたことを思い出しました・・・。

せいか幼稚園の創立者の想いを大切に、これからも

ずっとずっとせいかの子ども達に、温かい本物の演奏を届けていきたい

と思います。