せいか幼稚園が大切にしている教育の一つ
「音楽指導」です。
5歳児クラスに進級し、
運動会で発表するマーチングの基礎練習が始まっています。
5歳児クラスの子ども達は
昨年度の9月。運動会で初めてのマーチングを経験しました。
音楽に合わせて、いくつかの太鼓パートに分かれ、
学年みんなでひとつの曲を演奏しました。
演奏後のたくさんの拍手は、子ども達にとっても
忘れられない思い出になっていることでしょう。
達成感、たくさんの拍手、たくさん褒めてもらった喜びが
5歳児クラスのマーチングの力の源にもなっています。
さて、マーチング基礎練習とは、
「足ふみ」と「バチうち」です。
5歳児マーチングでは、太鼓パートの子ども達は、
演奏しながら歩きます。その為に、歩幅を合わせたり、
カウントに合わせて歩いたり、立ち止まる練習をしています。
5歳児クラスになると、「交互うち」左右交互にバチを動かします。
その為、昨年よりも細かなリズムを演奏できるようになるのです。
基礎練習は、楽しいものではありません。
毎回、同じことの繰り返しです。
しかし、先生達は、同じことの繰り返しの中にも
子ども達のやる気が持続するよう、工夫しています。
その一つに、昨年の5歳児クラスのマーチング演奏の動画を見ました。
毎回同じことの繰り返しは、くじけそうになるけれど、
この練習はどんなことに繋がっているのか、見通しが立つように
しました。
動画を見た子ども達は、「すごいね」と驚いていました。
でも先生達は、「すごいね。でもね、みんなもきっとできるようになるんだよ」
「だって、今、みんなで足踏みやバチうちの練習をがんばっているでしょう。
少しずつ、少しずつできることが増えていくよ。」と伝えていました。