あやめ組は、劇「美女と野獣」を演じます。
まだ練習が始まっていない頃、
みんなでビデオの鑑賞会をしたことがありました。
目をキラキラ輝かせて、
どんな役になるんだろう、
自分はどんな風に演じられるのだろうと、
楽しみでいっぱいな様子が伝わってきたことを
今でも覚えています。
いざ練習が始まると、
「今日はどんなダンスするの?」
「もうちょっとでお話の半分までいく!
あとちょっとで全部終わりそう!」と、
いつでも楽しむ心を忘れず、
そして目標も立てながらみんなで劇を作り上げました。
そんなある日、
あやめ組に魔法のバラが届きました。
そのバラは赤色ではありません。どうやら魔法にかけられたのは、王子とお城の召使いだけではなかったようです。
子ども達にお話をした日から毎日、
みんなで赤いバラに戻るように一生懸命練習に取り組みました。
「どうしたら赤になるかな?」
「セリフを大きい声で言ったら赤になるかも!」
「ダンスも頑張る!」と、
子ども達のやる気はさらにあがりました。
そして、
少しずつ赤色になっていくバラを
毎日眺めて喜び合った日々が愛おしく思えます。
こんなふうに、「昨日の自分よりも良くなったこと」
これが26人分たくさんたくさん重なることで、
あやめ組の美女と野獣が完成したんだと実感しています
お遊戯会本番では、
子ども達が演じます
真実の愛の物語「美女と野獣」をお楽しみください。